記者会見

川村外務報道官会見記録

(平成28年1月13日(水曜日)16時41分 於:本省会見室)

冒頭発言

トルコ共和国イスタンブール中心部における爆破事件

【川村外務報道官】冒頭,談話を発表いたします。本件は,トルコのイスタンブール中心部における爆破事件に関するものです。
 1月12日,トルコのイスタンブールにおける自爆テロと見られる事件によって,多くの死傷者が発生したことに関して,ご遺族に対し心からの哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々にお見舞いを申し上げます。
 テロはいかなる理由によっても正当化できず,日本はこのようなテロ行為を断固として非難します。日本は,トルコを含む関係国に対し,強い連帯の意を表します。
 冒頭,以上です。

トルコ共和国イスタンブール中心部における爆破事件

【時事通信 石井記者】トルコは昨年も大規模なテロがありましたけれども,今後,トルコに危険情報,渡航に関し,いろいろ警戒情報引き上げということのお考えはないでしょうか。

【川村外務報道官】とりあえず,昨日,爆破事件が発生したということで,まず邦人の安全確保対策ということで,外務省としましても,この対策に万全を期していく考えで臨んでいます。
 邦人の被害者の有無につきましては,在イスタンブール総領事館で現地当局に確認しまして,現時点では把握されている死傷者に邦人は含まれていないということです。
 在留邦人の皆様に対する安全対策について,事件発生後速やかに在イスタンブール総領事館の方から,在留邦人の皆様,そして,「たびレジ」に登録しているイスタンブールへの短期渡航者の方々に対してメールを発出して注意喚起を行っています。また,外務本省におきましては,海外安全ホームページ上において海外安全情報を発出しています。
 当面の措置に関しましてはこういった対応をとっておりますけれども,引き続き注意を払って在留邦人,それから,海外旅行者の皆様の安全確保に万全を期していきたいと思っています。

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