記者会見
佐藤外務報道官会見記録
(平成26年4月2日(水曜日)16時36分 於:本省会見室)
冒頭発言-チリにおける大規模地震
【佐藤外務報道官】日本時間の今朝,8時46分にチリ北部の沖合で発生した地震により被害を受けられた方々,それから,チリ政府に対しましてお見舞いの意を表します。
我が国として,被災地の状況を踏まえつつ,チリ政府からの要請があれば必要な支援を行う用意があるということをチリ政府に対して伝達いたしました。
邦人の安否の関係ですけれども,被害の有無について現在確認中ですが,現時点で邦人の被害の情報には接しておりません。引き続き,在外公館を通じまして情報収集を続けております。
チリにおける大規模地震
【NHK 坂本記者】今のチリの地震の関係なのですけれども,邦人被害に関して,チリに住んでいらっしゃる邦人の方全員と連絡はもうとれた状態なのでしょうか。
【外務報道官】現在,ここの震源地に近いところはイキケというところなのですけれども,こちらに邦人の方々は二十数名いらっしゃいます。そして,そのうち,これはこちらの時間の3時現在ですが,12名の方の無事が確認されております。
【共同通信 小野記者】チリの地震の関係なのですが,チリ政府から現時点で具体的な支援の要請はあるのでしょうか。
【外務報道官】現時点では,まだございません。
米国司法省による入国禁止リスト
【フリーランス 安積氏】米国の司法省が入国禁止リストを発表して,この中に日本人の戦犯容疑者ら35名が掲載されているということなのですが,これについてご存知のところを教えていただきたいのです。
【外務報道官】ただいまのご質問については,私は存じ上げておりません。
ウクライナ情勢
【フリーランス 安積氏】ウクライナについてお伺いいたします。ウクライナ政府が今回のロシアの行為について国際司法裁判所に提訴する,これはいついつまでに提訴するという期限を区切ったものではないのですが,提訴するという発表がありました。日本政府は,この行為について,どういうような態度を示されるのでしょうか。
【外務報道官】ウクライナ情勢につきまして我が国の立場は,従来から,G7の声明でも申し上げているような基本的な立場をG7と共有しつつ,ウクライナ政府,それからロシア関係者の間で対話が進むように,それから,我が国としてもロシアとの間で意思疎通を図りつつ,事態の改善に向けて協力していきたいという立場でございます。
それを越えて,個々の話については,今の時点ではコメントを控えさせていただきます。
岸田大臣の訪露
【時事通信 島矢記者】岸田大臣の露訪問ですけれども,先ほど報道官は,意思疎通を図りつつ,と言われたのですけれども,現在の検討状況についてお願いします。
【外務報道官】現在,検討中です。
【時事通信 島矢記者】一部には,訪露見送りという報道もあるのですけれども。
【外務報道官】報道はありますけれども,検討中でございます。