記者会見
佐藤外務報道官会見記録
(平成25年7月17日(水曜日)16時33分 於:本省会見室)
冒頭発言
(1)「日・カリブ交流年 2014年 」のロゴマーク決定について
【佐藤外務報道官】7月16日、ガイアナで開催されました「日・カリコム事務レベル協議」におきまして、2014年の「日・カリブ交流年」のロゴマークが決まりました。このロゴマークは、我が国及びカリブ諸国の一般の方々からの応募作品、98作品あったようですけれども、その中から選ばれました。今後、日本及びカリコム諸国で交流年の記念事業やパンフレットなどに共通に使用いたします。お手元に関係のプレスリリース、それとロゴをお配りさせていただいております。
このロゴマークの作者は、ガイアナ在住のガネシュ・ソムラさんという方で、デザインは、日本を象徴する折り鶴と、カリブ地域に生育する植物ヘリコニアの花を組み合わせたものとなっております。
来年は、日本とカリコム諸国の双方におきまして、官民が協力しまして様々な記念事業を開催する予定であります。この交流年を通じて我が国とカリコム地域の交流が深まることが期待されます。
このロゴマークの作者は、ガイアナ在住のガネシュ・ソムラさんという方で、デザインは、日本を象徴する折り鶴と、カリブ地域に生育する植物ヘリコニアの花を組み合わせたものとなっております。
来年は、日本とカリコム諸国の双方におきまして、官民が協力しまして様々な記念事業を開催する予定であります。この交流年を通じて我が国とカリコム地域の交流が深まることが期待されます。
(2)在スリランカ大書記官によるフェイスブックへの投稿について
【外務報道官】今般、在スリランカ大使館の一等書記官が、中山泰秀衆議院議員のフェイスブックにおいて、先月25日の自民党の国防部会に関する一部の報道を鵜呑みにして、中山議員を誹謗中傷する書き込みを行ったことが確認されました。この報道に対しては、中山議員が事実ではないと抗議、記者側からお詫びがなされているとのことです。
この書記官は、当該報道の真偽を確認することなく、本件書き込みを行ったことを認めた上で、先般、中山議員にお詫びを申し上げたところです。
今般、省員がこのような不適切な書き込みを行っていたことは、外務省としても遺憾であり、総合的に考慮した結果、本日、この書記官に対して、国家公務員法に基づく懲戒戒告処分を行いました。
外務省としましては、ソーシャルメディアの私的利用が適切に行われるように、引き続き省員の注意を促していく考えであります。
この書記官は、当該報道の真偽を確認することなく、本件書き込みを行ったことを認めた上で、先般、中山議員にお詫びを申し上げたところです。
今般、省員がこのような不適切な書き込みを行っていたことは、外務省としても遺憾であり、総合的に考慮した結果、本日、この書記官に対して、国家公務員法に基づく懲戒戒告処分を行いました。
外務省としましては、ソーシャルメディアの私的利用が適切に行われるように、引き続き省員の注意を促していく考えであります。
在スリランカ大書記官によるフェイスブックへの投稿
【朝日新聞 山岸記者】今しがたのフェイスブックの問題に関してお伺いしますけれども、処分の該当事由としては、いわゆる信用失墜行為ということでよろしいのかどうかということと、また、この書き込みのいきさつに関して、外務省としても聴取なりしていると思うのですが、どういった状況で、つまり私用パソコン、公用パソコンなのか、場所は大使館なのか自宅なのか、そういった環境に関して、もう少し詳しくお伺いできますか。
【外務報道官】一つ目の質問は、信用失墜行為ということでございます。
それから、二つ目の質問ですけれども、夜、勤務時間外に私的、プライベートな行為であったということが確認されております。
【外務報道官】一つ目の質問は、信用失墜行為ということでございます。
それから、二つ目の質問ですけれども、夜、勤務時間外に私的、プライベートな行為であったということが確認されております。
尖閣諸島
【共同通信 斎藤記者】本日の安倍総理が石垣海上保安部職員を激励した際に、中国公船等による尖閣周辺海域への接近や徘徊が頻発し、我が国の領海警備を巡る環境は一層厳しさを増していると述べられました。そこでお伺いしたいのは、中国が度重なる日本側抗議を受け入れずに領海侵入の回数を積み重ねる中で、日本外務省として、これを外交交渉を通じて、解決を目指す必要性があるというように考えているかどうかということと、もう一つは、一連の状況、船が入ってくる、そして抗議をする、だけど聞き入れられないという状況を外交上の問題と位置づけて対処する考えなのかどうか、この外交上の問題というものの存在を認め、そして対処するお考えがあるのかどうか、この辺について確認をさせてください。
【外務報道官】尖閣諸島が、我が国固有の領土であるということは、歴史的にも国際法上も疑いのないところということで、現に我が国は、これを有効に支配しています。したがって、尖閣諸島をめぐり、解決すべき領有権の問題はそもそも存在しないと。
他方、おっしゃられたように、尖閣諸島について中国が独自の主張を行い、これに基づく言動を行っていることは事実です。我が国としては、中国独自の主張を決して認めるものではないのですけれども、これらの言動が日中関係にもたらす悪影響につきまして、外交当局間で意思疎通を行う必要があると考えております。
【共同通信 斎藤記者】今の点の確認ですが、現時点では外務省としては、いわゆる尖閣をめぐる情勢と言ったらいいでしょうか、これを外交上の問題という言葉で表現はしていないという理解でよろしいのでしょうか。かつての民主党政権のときには玄葉大臣がそのような答弁をされて、私の記憶では杉山アジア大洋州局長が5月にそのような答弁をされていると思うのですけれども、現時点で外交上の問題という表現は使われないのかどうか、ちょっと確認させてください。
【外務報道官】先ほど申し上げましたように、中国独自の主張に基づく言動が日中関係にもたらす悪影響について、日中の外交当局間では意思疎通を行う必要があると。そして、話し合いを通じて事態を緩和させて、大局的な観点から日中関係を改善していきたいと。このように考えております。
【外務報道官】尖閣諸島が、我が国固有の領土であるということは、歴史的にも国際法上も疑いのないところということで、現に我が国は、これを有効に支配しています。したがって、尖閣諸島をめぐり、解決すべき領有権の問題はそもそも存在しないと。
他方、おっしゃられたように、尖閣諸島について中国が独自の主張を行い、これに基づく言動を行っていることは事実です。我が国としては、中国独自の主張を決して認めるものではないのですけれども、これらの言動が日中関係にもたらす悪影響につきまして、外交当局間で意思疎通を行う必要があると考えております。
【共同通信 斎藤記者】今の点の確認ですが、現時点では外務省としては、いわゆる尖閣をめぐる情勢と言ったらいいでしょうか、これを外交上の問題という言葉で表現はしていないという理解でよろしいのでしょうか。かつての民主党政権のときには玄葉大臣がそのような答弁をされて、私の記憶では杉山アジア大洋州局長が5月にそのような答弁をされていると思うのですけれども、現時点で外交上の問題という表現は使われないのかどうか、ちょっと確認させてください。
【外務報道官】先ほど申し上げましたように、中国独自の主張に基づく言動が日中関係にもたらす悪影響について、日中の外交当局間では意思疎通を行う必要があると。そして、話し合いを通じて事態を緩和させて、大局的な観点から日中関係を改善していきたいと。このように考えております。
在スリランカ大書記官によるフェイスブックへの投稿
【TBS 井本記者】フェイスブックの問題の件ですけれども、6月25日の国防部会での報道があったことに対して、議員側に対して報道の側から謝罪があったとおっしゃいましたけれども、多分、時事通信の記事だと思うのですが、それは時事通信並びに議員のほうに確認してそういうことになっているのでしょうかというのが1点。
もう一点は、それと関係なく、信用失墜行為があったからということで、この報道とフェイスブック上のやり取りとはまた別問題で処分が下されているという認識でよろしいのでしょうか。
この2点をお願いします。
【外務報道官】最初の質問ですけれども、中山議員に確認しております。
2つ目の御質問ですけれども、具体的に人事当局で書き込みの内容を調査いたしまして、それが信用失墜行為に当たると判断いたしたものです。
【朝日新聞 山岸記者】関連で、また細かくて申し訳ないのですけれども、5W1Hに属する話で、まず書き込みをしたのが何月何日、場所はどこで、どういった機材を用いたか。つまり、公用パソコンなのか、私有のスマホであるとか、そういった基本的なところをお伺いしたいのです。
【外務報道官】申し訳ありませんが、技術的な、基本的なところは私どもも必ずしも、しかし、これは人事当局のほうで必ず御質問にはお答えしますと申しておりますので、照会していただければと思います。
【朝日新聞 山岸記者】中山議員に対する謝罪というのは、直接お会いになってということか、お電話なのか。方法に関してお尋ねします。
【外務報道官】本人が直接会ってお詫びを申し上げています。
【朝日新聞 山岸記者】いつですか。
【外務報道官】(7月)10日です。
もう一点は、それと関係なく、信用失墜行為があったからということで、この報道とフェイスブック上のやり取りとはまた別問題で処分が下されているという認識でよろしいのでしょうか。
この2点をお願いします。
【外務報道官】最初の質問ですけれども、中山議員に確認しております。
2つ目の御質問ですけれども、具体的に人事当局で書き込みの内容を調査いたしまして、それが信用失墜行為に当たると判断いたしたものです。
【朝日新聞 山岸記者】関連で、また細かくて申し訳ないのですけれども、5W1Hに属する話で、まず書き込みをしたのが何月何日、場所はどこで、どういった機材を用いたか。つまり、公用パソコンなのか、私有のスマホであるとか、そういった基本的なところをお伺いしたいのです。
【外務報道官】申し訳ありませんが、技術的な、基本的なところは私どもも必ずしも、しかし、これは人事当局のほうで必ず御質問にはお答えしますと申しておりますので、照会していただければと思います。
【朝日新聞 山岸記者】中山議員に対する謝罪というのは、直接お会いになってということか、お電話なのか。方法に関してお尋ねします。
【外務報道官】本人が直接会ってお詫びを申し上げています。
【朝日新聞 山岸記者】いつですか。
【外務報道官】(7月)10日です。