記者会見

北村外務報道官会見記録

(令和6年7月24日(水曜日)17時30分 於:本省会見室)

【北村外務報道官】冒頭、私(北村外務報道官)の方から新しい発表事項はありませんけれども、昨日、上川外務大臣が会見で発表されたとおり、明日から日・ASEAN外相会議を始めとするASEAN関連外相会議、そして、日米「2+2」、日米豪印の4か国の外相会合、一連の外交行事が続きます。外務省としては、適切に、それぞれ、現地及び日本で、発信に努めてまいりたいと考えています。
 私(北村外務報道官)の方からは以上です。

在沖縄米兵による事件

【共同通信 林記者】今お話あった「2+2」の絡みでもあるのですが、沖縄の米兵による性暴力事件等々ありまして、昨日、大臣は「2+2」の場でも、「機会に」という言い方されましたけれども、再発防止の働きかけを行っていくという旨のお話がありまして、これから、日本政府として、そのあたりどのように米側に働きかけていくお考えでしょうかというのが1点と、あと、米軍の方から、「沖縄県も含めたフォーラムの場を創設する」という発表もありましたけれども、これについては、従来のCWTと、どのような役割をそれぞれ整備されていくお考えでしょうか。現時点で、どういうふうに見ているか、お願いいたします。

【北村外務報道官】まず一点目です。これは、これまでも繰り返し政府として申し上げていますとおり、米兵による性犯罪が相次いでいること、これについては誠に遺憾であると考えており、外務省としては、在日米軍の綱紀粛正、それと、再発防止のための具体的な、かつ実効的な措置、これを講じるように、米側に累次働きかけを行ってきているところです。
 重要なことは、昨日も大臣の方から申し上げましたとおり、今回、米側が新しい措置を発表しましたけれども、これが確実に実行され、再発防止につながることだと考えています。
 その意味で、今週末、来週頭に開催される日米安全保障協議委員会、いわゆる「2+2」の機会も含め、着実に実施されるよう、米側に働きかけをしてまいりたいと考えています。それが一点目です。
 二点目のフォーラムですが、これは、22日に、米側から発表がありました。米側は、このフォーラムにつきまして、「在日米軍、日本政府、沖縄県庁、及び地元住民との協力のための、新しいフォーラムの創設」としていると承知しているところです。
 同フォーラムの具体的なメンバーや議題の詳細につきましては、現時点では、それ以上は決まっておりません。政府としては、今後、米側と調整していきたいと考えていますが、米軍人等による事件・事故の防止を含め、日米の共通の目標、これを達成すべく、地元の方々との建設的な議論が行われるよう、日本政府として全面的に協力してまいりたいと考えているところです。

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