(1)COP17日本政府代表団ツイッターアカウント開設について
【外務報道官】COP17日本政府代表団ツイッターアカウント開設について【横井外務報道官】外務省は11月28日(月曜日)から12月9日(金曜日)まで、南アフリカのダーバンにおいて、国連気候変動枠組条約第17回締約国会議(COP17)が開催されるのに合わせ、COP17日本政府代表団としてのツイッターアカウント(COP17_MofaJapan)を開設します。これにより、COP17に関する新着情報、関連イベント等を迅速に発信・紹介していく予定です。
【NHK 広内記者】韓国ですが、一つは、竹島に観光施設を建設する計画が明らかになりました。これについて、外務省、日本政府としては、何か韓国側に抗議などをされたのかどうかということと、来月17日、18日で大統領が来日されるという話もありますが、この調整状況について教えてください。
【外務報道官】まず最初にお尋ねの点につきましては、本25日、武藤正敏駐韓国大使は、韓国政府が竹島における防波堤等の建設計画を推進している件について、朴錫煥韓国外交通商部第一次官に対し抗議を行いました。武藤大使からは、本件計画が推進されていることが事実であるとすれば、竹島の領有権に関する我が国の立場に照らし、到底受け入れることはできず、遺憾であり抗議する、計画の中止を求める旨申し入れました。これに対し、朴第一次官からは、韓国側の立場について説明があり、その上で、本件建設計画については、現時点で韓国政府においては、何ら決定していないとの説明がありました。
二点目のお尋ねの点につきましては、首脳間の相互往来につきましては、先般の野田総理の訪韓の際に、両国首脳で合意されたとおり、シャトル外交を強化していくことで一致しております。現在、そのラインに従い、総理の韓国訪問の早期実現を行うべく、両国当局において、日程等については調整中であると承知しています。
【NHK 吉岡記者】竹島の関連で韓国側が周辺に現場管理事務所を建設する計画だという報道があるのですが、これについて事実確認と外務省としての対応をお聞かせ願えますでしょうか。
【外務報道官】韓国側が天然保護区域の毀損防止・訪問客の安全管理等の目的で現場管理事務所の建設を計画しており、現時点で建設の時期とか詳細等については今のところまだ決定されていないと承知しています。このような動きは我が国の竹島に対する立場、これについては一貫したものでありますが、それに明らかに背馳し我が国としては認められないという考え方に基づき、日本側より韓国通商部に対して既に申し入れを実施しております。
【NHK 吉岡記者】申し入れという内容は、どういうものなのでしょうか。
【外務報道官】申し入れの内容は、我が国の一貫した立場を明らかにし、そういった計画は受け入れられないという内容です。
【読売新聞 中山記者】いよいよ野田総理の外遊が始まる訳ですが、日本政府としてのこの一連の外遊の季節の位置付けと期待される成果についてお伺いしたいと思います。
【外務報道官】今ご質問のとおり、11月にはG20、それからAPEC、さらに続けてASEAN関連の会議、いずれも日本の総理、一部については閣僚も参加される非常に重要な外交の時期となっております。会議の目的等々については各々異なりますけれども、例えばG20については、世界経済全体が議題になると思われますが、とりわけ昨今の欧州金融危機が中心的なテーマになり、それからAPEC等においては、アジア、それから太平洋の統合、並びに経済、とりわけ投資や貿易といったようなことがテーマになり、またASEANについては、初めて米国、それからロシアも加わった格好でのEASが実施されるということが予定されています。今おっしゃったように、世界の多くの国から重要首脳が集うということで、しかも日程が近接していることから、日本政府としても適切なタイミングで適切な国と首脳会談を実施すべく、現在詳細については調整中です。