平成21年11月3日
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第三に、難民・国内避難民発生の根源への対処も同様に重要な課題。複合危機においては、和平プロセスの進展が重要であるとともに、平和構築フェーズで避難民が抱える種々の問題の処理が重要。世界各地で土地を含む所有権問題の解決や地雷処理が大きな課題となっており、国内融和と持続的な和平達成の障害となっている。本年5月、PBCは中央アフリカの平和構築戦略枠組みを採択してこの問題に対処しているが、こうした努力は世界各地の諸問題にも応用していくべき。
この秋のアジアでの相次ぐ地震や台風では新たに多数の国内避難民が発生した。自然災害自体は防ぎようがないがリスク削減努力の強化は有益であり、右を通じた新たな避難民発生の減少は可能。兵庫行動枠組みの実施は各国が受益するのであり、各国はその実施に努力すべき。右に際して、国連は協力と貢献を行うことが出来る。