演説

西村外務大臣政務官演説

英国軍艦ケント号艦上レセプションにおける
西村外務政務官スピーチ

平成20年8月26日
於:晴海

英語版はこちら

(写真)


ピアース艦長、ウォレン駐日英国大使、
及びご列席の皆様、

外務大臣政務官の西村康稔でございます。

まず始めに、ピアース艦長始め英国軍艦ケント号の乗組員の皆様、日本へようこそいらっしゃいました。
また、日本に着任されたばかりの、皆様すでにおわかりのように、日本語が大変に達者なウォレン大使におかれましても、ようこそ日本へいらっしゃいました。

私が初めて訪れた外国は、二十数年以上前の学生時代のことになりますが、英国です。英国には様々な思い出があります。従って、本日は英国軍艦ケント号艦上レセプションにご招待いただき、日英外交関係開設150周年を記念して一言申し上げる機会を頂戴し、感慨深く思っており、大変光栄に存じます。

ちょうど150年前、1858年8月26日に、江戸、つまり現在の東京で、日英修好通商条約が調印されました。

この条約によって、日本と英国との外交関係開設及び交流開始の基礎が築かれました。

日本政府は、明治維新の近代化に際して、約1,800人の外国人を迎えますが、この内、なんと約75%が英国人でした。
日本の近代国家建設は、英国人の助けなしには成し遂げられなかったと言っても過言ではありません。
日本の海軍も英国海軍から多くを学びました。

現在、日本と英国は、長い間培った堅固な信頼を基礎に良好な関係にあり、国際的な諸課題においても緊密に協力して取り組んでおります。

本年、外交関係開設150周年を記念し、日本や英国において、様々な文化交流事業が展開されています。9月16日にはロンドンの英国外務省において開幕レセプションが開催される運びとなっております。

外務省としましても、日英の相互理解が一層深まり、未来に向けて更なる協力関係が進展していくよう、今後とも尽力してまいります。

両国の変わらない友情を改めて祈念いたしまして、御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。

このページのトップへ戻る
政務官演説平成20年演説目次へ戻る