
橋本外務副大臣演説
「平成20年度元日本留学者の集い」
(南西アジア・中東・中央アジア・モンゴル)
歓迎レセプション挨拶
平成20年11月17日
- 各国の大使閣下、山内文部科学副大臣並びに多くのご来賓の方々、ご多忙の中ご出席いただき大変ありがとうございます。南西アジア、中東、中央アジア各国及びモンゴルの15カ国より、母国で活躍中の26名の元日本留学者の皆様をお招きして、ここに歓迎レセプションを開催できることを嬉しく思います。
- 日本政府は、1983年に「留学生10万人計画」を掲げ、その後約20年間をかけてようやくこの目標が達成されました。今、新たに2020年を目途に「留学生30万人計画」を策定しており、留学生の受け入れを一層拡大していきたいと考えています。
- 国と国との深い友好関係を築いていくためには、それぞれの国民が草の根レベルで活発に交流し、互いの文化や価値観について相互理解を深めていくことが重要です。皆様は、日本に長く滞在され、日本文化の魅力や日本人のありのままの生活を肌で知っておられる方々であり、わが国と皆様方の母国との友好の架け橋となっていただきたいと期待しています。特に今回来日された方々は、現在は重要な立場に就かれ母国の発展のためご活躍されているのみならず、母国の元日本留学生同窓会組織の活動においても御尽力いただいていると承知しています。皆様方が滞在中、今の日本の様子を視察し、また恩師や旧友の方々との交流を行い、今後の活動に役立てていただければと願っています。
- また、今回の「集い」での出会いが、日本とそれぞれの国の関係だけにとどまらず、日本留学という経験を共有する元留学生同士の国境を越えた絆を深める契機ともなるよう期待します。皆様方の日本滞在が有意義で、楽しいものとなることを心から願っています。