演説

町村外務大臣演説

日露修好150周年記念式典における開会の辞
(外務大臣挨拶)

平成17年4月16日

 ご紹介頂きましたまちむら のぶたかです。
 今日は、日露修好150周年記念式典の開会にあたり、主催者として一言御挨拶申し上げます。

 本日は、小泉総理及びロシュコフ駐日ロシア大使にご出席頂いて、また、日頃ロシアとの関係で御尽力を頂いております、小池大臣、また国会議員の方々、更には、地方自治体や様々な団体、色々な組織の代表の方にもご出席頂きまして、この地、下田におきまして本式典を開催できることは極めて意義深いことと考えます。

 今から150年前、1855年2月7日、この下田の地で日魯通好条約が調印されました。この条約は、「両国末永く真実懇に」と謳い、国交の開始を記すとともに、択捉島とウルップ島との間で両国の国境を平和的に定めたものでございます。

 昨年6月の日露首脳会談において、本2005年が日露修好150周年という歴史的に重要な節目の年であることを踏まえ、日露両国で記念行事を行い、未来志向の日露関係を築く契機にしようということになりました。

 私も、この記念すべき本年を、日露関係の飛躍的発展のための土台をつくる「特別な年」にしたいと考えております。そのために、1月に私はモスクワを訪問し、5月末にはラヴロフ外務大臣が訪日を予定されております。今年予定されているプーチン大統領の訪日を成功させるべく、精力的に領土問題を含む日露間の幅広い問題に関して会談を行うこととしている訳であります。

 この式典及び午後に開催されます講演会の開催にご協力をいただきました静岡県や下田市などの関係者の皆さん、また関係諸団体の皆様に心よりお礼申し上げ、開会の挨拶にいたします。

 どうもありがとうございました。

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