外務報道官談話
アフリカ連合(AU)委員会次期委員長等の選出について(外務報道官談話)
令和7年2月17日
- 我が国は、2月15日(現地時間同日)、エチオピア連邦民主共和国の首都アディスアベバにおける第38回アフリカ連合(AU)総会の機会に実施されたAU委員会委員長選挙において、マハムッド・アリ・ユスフ(H.E.Mr.Mahmoud Ali Youssouf)候補(現ジブチ共和国外務・国際協力大臣)、また、副委員長としてセルマ・マリカ・ハダディ(H.E. Selma Malika Haddadi)候補(現アルジェリアAU常駐代表)が、その他各委員(4名)とともに当選し、AU委員会の新執行部が選出されたことに祝意を表します。
- また、我が国は、ムーサ・ファキ・マハマト現AU委員会委員長(H.E. Mr. MOUSSA FAKI Mahamat)を始めとする現執行部の在任中の功績及び指導力に敬意を表するとともに、TICAD(アフリカ開発会議)の共催者であるAU委員会に、これからのTICADプロセスへの協力への期待を表明します。
- 我が国は、AUの長期的な開発ビジョンであるアジェンダ2063の実施を始めとするAUの取組を引き続き後押しするとともに、本年8月に横浜で開催予定のTICAD9を始め、AU及びアフリカ諸国との様々な分野での協力を一層強化すべく、ユスフ次期委員長が率いるAU委員会の新体制と緊密に協力していく考えです。
(参考1)アフリカ連合(AU)
アフリカ55か国・地域が加盟する世界最大の地域機関。アフリカの一層高度な政治的・経済的統合の実現及び紛争の予防・解決に向けた取組強化のために、2002年7月、「アフリカ統一機構」(OAU)(1963年5月設立)から発展改組。本部はエチオピアの首都のアディスアベバ。
AU委員会はその事務局であり、2010年から同委員会はTICAD共催者。新執行部は2025年3月中旬に正式に発足し、任期は2029年3月までの4年間。
(参考2)マハムッド・アリ・ユスフ次期AU委員会委員長
1965年9月2日生まれ(59歳)。ジブチ出身。現ジブチ外務・国際協力大臣兼政府スポークスパーソン(2005年~)。駐エジプト、スーダン、トルコ、レバノン、シリア、リビア大使を歴任。1993年のTICAD 1以後8度訪日(含:TICAD4、5、7)。