外務報道官談話

令和6年9月13日
  1. 8月21日以降、バングラデシュ南東部を中心に発生した洪水被害により、多くの尊い命が失われたとの報に接し、犠牲になられた方々に心から哀悼の誠を捧げるとともに、御遺族に対し謹んでお悔やみ申し上げます。また、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
  2. 日本政府は、人道的観点及びバングラデシュとの伝統的友好関係に鑑み、同国における洪水被害に際する支援として、9月13日、国連児童基金(UNICEF)及び国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて、水・衛生及び一時的避難施設等の分野で合計100万ドルの緊急無償資金協力を行うことを決定しました。また、日本政府の供与により、ジャパン・プラットフォーム(JPF)を通じ、日本のNGOによる3億円の支援も決定されたところです。
  3. 日本政府は、モハマド・ユヌス首席顧問を始めとする暫定政権のリーダーシップの下で、平和裡に民主的な政権移行が実現し、バングラデシュが再び安定的な発展の道に戻ることを強く期待しています。「戦略的パートナーシップ」の下、今後も被災地の復旧・復興、バングラデシュの発展と繁栄に向けた協力を継続し、二国間関係を更に発展させていく考えです。
(参考)被害概要

 9月7日(現地時点)、バングラデシュ南東部を中心に発生した洪水被害により、71人が死亡、約470万人の被災者が発生している。


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