外務報道官談話
チャド大統領選挙について(外務報道官談話)
令和6年5月22日
- 5月6日、チャドにおいて大統領選挙が実施され、同16日、同国憲法評議会がマハマト・イドリス・デビー・イトゥノ暫定大統領(H.E. Mr. MAHAMAT IDRISS DEBY ITNO)の次期大統領への選出を発表しました。我が国は、今次選挙をおおむね平和裡に実施したチャド国民による民主主義の定着に向けた取組として歓迎します。
- 我が国は、チャドの民政移管にとって重要なプロセスである今次選挙を経て、更なる国内の対話の実施を通じ、包摂的で、平和的かつ透明性のある形で同国の民主主義が進展することを期待します。
- 我が国は、チャドが地域の平和と安定のために重要な役割を果たしていることに改めて敬意を表した上で、今後もTICADプロセス等を通じ、チャドを含むアフリカ諸国の平和と安定を引き続き後押ししていきます。
(参考)概要
令和6年5月6日にチャド大統領選挙が実施された結果、同月9日、同国選挙管理委員会(ANGE)は暫定結果を発表。また、同月16日に憲法評議会が確定結果を公表し、現暫定大統領のマハマト・イドリス・デビー・イトゥノ候補が次期大統領に選出された。投票率は75.78%。投票結果の概要は以下のとおり。
- マハマト・イドリス・デビー・イトゥノ候補(現暫定大統領)
得票率:61% - スュクセ・マスラ候補(「改革者たちの党」党首、現首相)
得票率:18.54% - パヒミ・パダケ・アルベール候補(元首相)
得票率:4.92%