外務報道官談話
リビア外務省における自爆テロ事件について
(外務報道官談話)
平成30年12月27日
1 我が国は,リビアの首都トリポリにおいて発生した外務省に対する自爆攻撃により死傷者が生じたことに,強い衝撃と悲しみを覚えます。犠牲者及びその家族の方々に心より弔意を表明します。
2 このようなテロ行為は,いかなる理由によっても正当化できず,我が国は断固として非難します。
3 リビアの安定のためには,すべての当事者が参画する政治プロセスの進捗が不可欠であり,我が国としても国連を始めとする国際社会の努力に協力していきます。
[参考]リビア外務省への自爆攻撃
25日午前9時半(現地時間)に3名の武装集団がトリポリ中心部に位置する国民統一政府外務省の大臣専用棟に対して自爆攻撃を実行。武装集団3名のうちの2名は大臣室に向かった後自爆,他の1名は外務省入り口で殺害された。この攻撃により,外務省高官を含む3名が死亡,18名が負傷。翌日,「イスラム国」が傘下の通信社を通じて犯行声明を発表。