外務報道官談話

令和元年6月12日

1 6月9日(現地時間),マリ共和国モプチ州ソバム・ダ村において,少なくとも95名の住民が殺害され,19名が行方不明になったとされる事件に関し,我が国は本襲撃を強く非難します。また,犠牲者の御家族,マリ国民及びマリ政府に対し,心から追悼の意を表明し,負傷者の早期回復を祈念します。

2 今後このような襲撃が発生しないよう,マリ政府や国連を始めとする国際機関による問題解決に向けた継続的な取組に期待するとともに,我が国はマリを含むアフリカの平和と安定に向けた支援を継続していく考えです。

[参考1]事件概要
 6月9日(現地時間)深夜より翌10日未明にかけ,マリ共和国モプチ州バンジャガラ圏ソバム・ダ村において,マリ政府発表で少なくとも95名が死亡し,19名が行方不明となる事件が発生。実行犯等は不明で,マリ当局が捜査中。邦人の被害は確認されていない。(日本時間6月12日現在)

[参考2]最近の日本の対マリ/サヘル支援(平和・安定分野)
 我が国は,2008年以降,国連開発計画(UNDP)経由でマリ平和維持学校に対し,累計490万ドルを支援。また平成30年度の補正予算でマリを含むサヘル地域に対し約2,300万ドルの支援の実施を表明。


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