外務報道官談話
リビア情勢について
(外務報道官談話)
平成31年4月11日
1 我が国は,4月5日(現地時間)以降,リビア首都トリポリ近郊において,武力衝突が発生し,多数の死傷者が出ていることを深く憂慮しています。
2 我が国としては,リビアの紛争に対する軍事的解決はなく,全ての軍事活動を直ちに中止するよう関係当事者に呼びかけます。
3 また,我が国としては,リビアの安定のためには,全ての当事者が参画する政治プロセスの進捗が不可欠と考えており,これを実現するために,国連主導の政治プロセスを支持し,国際社会の努力に協力していきます。
[参考]リビア情勢
(1)4月4日,ハフタル「リビア国軍」総司令官は首都トリポリへ向けて進軍を指示。
(2)4月5日から,トリポリ周辺で武力衝突が発生し,死傷者は多数。
(3)4月14日から16日までの日程で,南西部のガダミス市において開催が予定されていた国連主導による国民会議が延期された。