外務報道官談話
パキスタンにおけるテロ事件について(外務報道官談話)
平成28年11月14日
1 11月12日(現地時間同日),パキスタン南西部のクズダル県において発生した聖者廟自爆テロ事件によって多くの死傷者が生じたことに,強い衝撃と悲しみを覚えます。我が国は,亡くなられた方々及びご遺族に対して哀悼の意を表します。また,負傷者の方々の一日も早いご回復を祈念します。
2 テロはいかなる理由によっても正当化できず,我が国はこのようなテロ行為を断固として非難します。
3 我が国は,パキスタン政府とその国民に対し,強い連帯の意を表するとともに,テロに立ち向かうパキスタン政府の努力を支援していく考えです。
(参考)
11月12日(現地時間同日),パキスタン南西部バロチスタン州のクズダル県郊外(州都クエッタより300キロ南)の聖者廟で自爆テロ事件が発生し,少なくとも52名が死亡,102名が負傷した。事件発生当時,聖者廟には大勢の人々が集まり,信者らが宗教的舞踊を行っていた。事件発生後,イスラム国(IS)系のメディアであるアマク通信において,ISが犯行声明を出した。