外務報道官談話
ブルンジにおける騒擾について(外務報道官談話)
平成27年5月15日
1 我が国は,ブルンジにおいて発生している暴力を伴う一連の事態,及びこれに伴い多数の死傷者と難民が発生していることを憂慮しています。
2 我が国は,ブルンジのあらゆる関係者に最大限の自制を呼びかけるとともに,一刻も早い平和的な解決を求めます。
【参考】
1 4月25日にンクルンジザ大統領の次期大統領選への再出馬決定以降,野党側の反発が高まり,市内各所にてブルンジ治安機関等とデモ隊による衝突が相次いで発生。
2 東アフリカ共同体首脳会議に出席のため「ン」大統領がタンザニア訪問中の5月13日,「ン」大統領の次期大統領選出馬に反対し,国家情報局長を解任されていたニヨンバレ元軍参謀総長が,「ン」大統領の解任と国家和解再建委員会の設立を発表。一方,同日午後,大統領府は「クーデターは失敗した」旨の声明を発出。
3 5月14日は「ン」大統領支持派と「ニ」元軍参謀総長支持派による攻防が続いたが,15日に入り事態は沈静化に向かっている模様。
4 報道によると,一連の事態により多数の死者と負傷者が出ており,7万人を超える難民がルワンダ等隣国に流出している。
5 これまでのところ,在留邦人に被害が出たとの情報には接していない。