外務報道官談話
パキスタンにおけるテロ事件について(外務報道官談話)
平成27年5月13日
1 本13日(現地時間同日),パキスタン南部シンド州のカラチ市において発生したテロによって多くの死傷者が出たことに,強い衝撃と悲しみを覚えます。我が国は,亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,御遺族に対し哀悼の意を表します。また,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
2 このようなテロ行為は,無辜の人々を狙う許し難い行為であり,我が国は,これを断固として非難します。我が国は,あらゆる形態・目的のテロを非難し,いかなるテロ行為も正当化し得ないことをあらためて強調します。
3 我が国は,国際社会と協力しつつ,テロに立ち向かうパキスタン政府の努力を支援していく考えです。
【参考】
1 5月13日14時頃(現地時間10時頃),カラチ市のソファラ・チョウランギ地区(カラチ中心部から北東約18km)においてシーア派の一派イスマイル派居住地区の路線バス(乗員約60名)が3~4台のバイクに乗った6~8名の武装集団に銃撃され,少なくとも43名が死亡,13名が負傷した模様。
2 なお,5月13日16時現在(日本時間),邦人に被害があったとの情報はない。