談話
ウクライナ・グルジア・モルドバとEUのDCFTAを含む連合協定署名について(外務報道官談話)
平成26年6月27日
1 6月27日の欧州理事会の機会に,ウクライナ,グルジア及びモルドバがEUとの「深化した包括的自由貿易協定(DCFTA)を含む連合協定」に署名しました。
2 我が国は,これまで,持続可能な民主主義と市場経済の進展を助けるという観点から,ウクライナ,グルジア及びモルドバを含むEUの東方パートナーシップ対象国に対し,支援を行ってきました。今回の署名が,これら諸国における経済発展,ひいては地域の平和と安定に資することを期待します。
(参考1)
「深化した包括的自由貿易協定(Deep and Comprehensive Free Trade Area:DCFTA)を含む連合協定(Association Agreement)」
連合協定は,EUと非EU諸国との間の政治,貿易,社会,文化,安全保障上の結びつきを強める協定。DCFTAは連合協定の一部として,関税障壁撤廃というFTA本来の課題に加えて,双方間の貿易経済活動にEUのルールを浸透させてヒト・モノ・カネの動きを活発化させようとするもの。
(参考2)
昨年11月の第3回EU東方パートナーシップ首脳会合の機会に,グルジア及びモルドバはEUとのDCFTAを含む連合協定に仮署名した。ウクライナは本年3月の欧州理事会の機会に,EUとの連合協定の政治的条項に署名した。