外務報道官談話

平成29年2月1日
  1. 1月30日(現地時間同日),我が国は,エチオピアのアディスアベバで開かれた第28回アフリカ連合(AU)総会において,AU委員長選挙が行われ,ムーサ・ファキ・マハマト(Mr. Moussa Faki Mahamat)候補が選出されたことに祝意を表します。
  2. 我が国は,ドラミニ・ズマ現AU委員長の在任中の功績と指導力に敬意を表するとともに,AU委員会がTICAD(アフリカ開発会議)プロセスの共催者として,初のアフリカ開催となった昨年8月のTICAD VIの成功に貢献したことに謝意を表明します。
  3. 我が国は,アフリカの自助努力の表れであるAUの取組を今後とも後押ししていくとともに,AU委員会の新体制と密接に協力していく考えです。
[参考1]アフリカ連合(AU)
アフリカ55か国・地域が加盟する世界最大の地域機関。アフリカの一層高度な政治的・経済的統合の実現と紛争の予防・解決に向けた取組強化のために,2002年7月,「アフリカ統一機構」(OAU)(1963年5月設立)から発展改組。本部はエチオピアの首都のアディスアベバ。AU委員会は,その事務局。2010年より,AU委員会が,TICAD共催者となった。

[参考2]ムーサ・ファキ・マハマト新AU委員長
1960年6月21日生まれ(56歳)。チャド出身。現チャド外務・アフリカ統合大臣(2008年~)。首相,経済・社会・文化担当顧問等を歴任。2013年のTICAD Vの際に訪日。

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