外務報道官談話

平成27年8月28日
  1. 我が国は,政府間開発機構(IGAD)及び関係諸国等による調停の下で,南スーダンにおける衝突の解決に関する合意文書が,関係当事者によって署名されたことを歓迎します。また,本合意に向けてIGAD及び関係諸国等が果たした努力を高く評価します。
  2. 我が国は,南スーダン国民が一刻も早く平和な社会を享受できるよう,南スーダンの全ての当事者が,国家建設に向けて取り組むことを期待します。
  3. 我が国は,南スーダンの平和と安定に向けた努力を引き続き支援していく考えです。
(参考)

(1)8月17日,アジスアベバにて,関係当事者であるサルヴァ・キール南スーダン大統領,リアク・マシャール前副大統領,元非拘束者グループ(G10)等のほか,政府間開発機構(IGAD)が中心に仲介するIGADプラスのメンバー(IGAD加盟国,AU委員会(AUC),トロイカ(米,英,ノルウェー),中国,国連,EU等が参加し,南スーダンにおける衝突の解決に関する合意文書への署名式が開催された。この署名式では,キール南スーダン大統領は,本合意文書への署名にあたっては国民との対話が必要との理由で15日間の協議猶予を求めた。なお,マシャール前副大統領及びG10等の関係当事者に加え,IGADプラスのメンバーが合意文書に署名した。

(2)8月26日,キール大統領は,16項目に亘る留保をつけ,合意文書に署名した。


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