談話
ギニアビサウ共和国での大統領選挙について(外務報道官談話)
平成26年5月23日
1 我が国は,5月18日,ギニアビサウ共和国において,有権者の過半数を大きく上回る国民の参加の下で,大統領選挙第二回投票が平和裡に実施されたことを歓迎します。
2 我が国は,全ての当事者が今回の大統領選挙の結果を尊重し,最終結果が確定した暁には,ギニアビサウの平和と安定,民主主義の確立及び国家開発に向けて取組を進めていくことを期待します。
(参考1)大統領選挙の経緯
1 ギニアビサウでは,2012年,サーニャ大統領逝去に伴い実施されていた大統領選挙中,一部軍人により,同選挙の有力候補が拘束される事案が発生。西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)等の仲介により,憲法秩序に則る形で就任したヌハマジョ暫定大統領の下で,大統領選挙の準備が進められていた。
2 4月13日に国民議会投票とともに実施された大統領選挙第一回投票の結果,5月18日にジョゼ・マリオ・ヴァス候補とヌノ・ナビアン候補による第二回投票が実施された。
3 5月20日,国家選挙管理委員会は以下の暫定結果を発表した。
- ジョゼ・マリオ・ヴァス候補(ギニア・カーボヴェルデ独立アフリカ党(PAIGC)):61.90%
- ヌノ・ナビアン候補(独立候補):38.10%
- 投票率:78.21%
(参考2)我が国の選挙支援
大統領選挙及び国民議会選挙に必要な機材供与及び選挙関係者の能力強化を目的に,UNDP経由で100万ドルの選挙資金支援を実施。