外務報道官談話
ソマリアにおけるアル・シャバーブによる襲撃事件の発生について(外務報道官談話)
平成28年1月18日
1 1月15日(現地時間同日),ソマリアのエル・アデにおいて,アフリカ連合(AU)ソマリア・ミッション(AMISOM)基地に対してアル・シャバーブによる襲撃事件が発生し,AMISOMのケニア人兵士を含む多数の死傷者が出たことに関し,我が国はこの襲撃を強く非難します。亡くなられた方々及び御遺族の方々に心から哀悼の意を表するとともに,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
2 現在,ソマリア連邦政府を中心として,ソマリアにおける平和構築,国造りの努力が続けられており,国際社会も一致してこの努力を支持・支援する中で,このような襲撃事件が発生したことは,極めて遺憾です。
3 我が国は,ソマリア情勢の安定のため,国際社会と連携しつつ,今後ともソマリアをはじめ関係国への支援・協力を行っていきます。
(参考)
1月15日,ソマリアの首都モガディシュ南西約550kmに位置するエル・アデにおいて,アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)基地がイスラム過激派アル・シャバーブの武装集団に襲撃された。AMISOMを構成するケニア軍兵士らと激しい戦闘が展開され,多数の犠牲者がでた模様。なお,AMISOMは,2007年にアル・シャバーブ及び他の武装集団の脅威低減を目的にアフリカ連合(AU)によって作られたAUの部隊。