談話・コメント

外務報道官談話

国際連合大学新学長の就任について

平成25年3月1日

  1. 本1日,デイビッド・マローン氏が東京に本部がある国際連合大学の学長に就任したことを我が国として歓迎します。
  2. 国際連合大学は,東京に本部がある唯一の国連機関であり,国連システム全体のシンクタンクとして,世界が直面する重要問題の解決に資する研究を行っています。平和構築と平和維持など平和と安全保障に関わるものから,開発と貧困削減,環境と持続可能性など環境と開発をめぐる諸問題についての研究まで,国際連合大学に対する国際社会の期待は近年益々大きくなってきています。特に2010年に開始した大学院学位プログラムにより,同大学が博士・修士の学位授与ができるようになったことを我が国として高く評価しており,マローン新学長が同大学を一層発展させることを期待しています。
  3. 我が国は,国際連合大学のホスト国として,引き続き同大学との関係を深め,その活動を支援していく考えです。

(参考1)国際連合大学
国際連合大学は,東京に本部を置き,世界13カ国に15の研究所やプログラムを持つ国連機関。国連や多くの国連加盟国にとっての課題や地球規模または地域に関係のあるテーマに重点を置いて研究している。2010年には大学院学位プログラムを開設した。

(参考2)デイビッド・マローン学長略歴
デイビッド・マローン氏(Dr. David M. Malone)は,1954年生まれ。カナダ人。オックスフォード大学大学院にて博士号を取得後,カナダ国連代表部次席,カナダ外務・国際貿易省次官補(アフリカ,中東担当)及び駐印,ブータン,ネパール大使等を経て2008年から2013年2月までカナダ国際開発研究所(IDRC)所長を務めた。

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