談話・コメント

外務報道官談話

パキスタンにおける自爆テロ事件について

平成22年12月25日

  1. 12月25日(土曜日),パキスタン・連邦直轄部族地域(FATA)バジョール管区カール(首都イスラマバードから北西約250km)のWFP食糧配給所で発生した自爆テロ事件で多くの死傷者が生じたことに,我が国政府は強い衝撃と憤りを覚えます。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに,その御遺族に哀悼の意を表します。また,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
  2. 今回のようなテロ行為は,無辜の人々を狙う許し難い行為であり,我が国政府は,これを断固として非難します。我が国政府は,あらゆる形態・目的のテロを非難し,いかなるテロ行為も正当化し得ないことをあらためて強調します。
  3. 我が国政府は,パキスタンの人々が,今回の苦難を早期に乗り越えられることを期待するとともに,テロに立ち向かうべく国際社会との協力を継続していく考えです。

(参考)

1.12月25日(土曜日)午前10時頃(現地時間),パキスタン北西部、連邦直轄部族地域(FATA)バジョール管区カール(Khar)で自爆テロが発生し,40名以上が死亡、70名以上が負傷した模様。事件発生当時,現場では世界食糧計画(WFP)による食糧配給が行われていた。

2.パキスタン国内では,テロ掃討作戦に対する報復テロが度々発生しており,今月6日にも,連邦直轄部族地域モーマンド管区の政務官事務所で,自爆テロ事件が発生している。

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