岡田外務大臣談話
天野前外務省不拡散・原子力担当大使の国際原子力機関（IAEA）事務局長就任について
平成21年12月1日
- 本日、天野之弥（あまのゆきや）前外務省不拡散・原子力担当大使が第5代IAEA事務局長に就任しました。核軍縮・不拡散の国際的な機運が大きな盛り上がりを見せている中で、日本人として、またアジアから初めて、核不拡散と原子力の平和的利用の両立を目指す国際機関であるIAEAの事務局長が誕生したことは、誠に意義深く喜ばしい限りです。
- 北朝鮮やイランの核問題、さらに医療、食糧、環境などの地球規模の課題への対処のための原子力技術協力の強化の必要性など、様々な課題に直面しているIAEA事務局のトップとして、天野新事務局長が、これらの課題に果敢に取り組み、その責務を十分に果たされることを期待します。
- 我が国としても、天野新事務局長の取り組みを支援するため、他の加盟国と協調してIAEAの強化に取り組んでいく所存です。
【参考】
天野（当時）在ウィーン国際機関日本政府代表部大使は、本年7月のIAEA理事国による選挙を経て9月14日IAEA総会により第5代IAEA事務局長に任命された。任期は本年12月1日より4年間。
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