談話・コメント

中曽根外務大臣談話

米露首脳による戦略攻撃兵器の更なる削減の交渉に関する共同声明等について

平成21年4月2日
  1. 4月1日(水曜日)、オバマ米国大統領及びメドヴェージェフ露大統領は、ロンドンで行われた米露首脳会談において、第一次戦略兵器削減条約(START I)に代わる核軍縮条約の締結に係る協議の開始を含め、核軍縮に向けた共同声明を発表しました。
  2. 我が国としては、これまでも米露を含むすべての核兵器国による核軍縮への期待を表明してきたところであり、今般米露が、すべての関係国が関与した形での「核のない世界」を実現するとの長期的な目標に関しコミットしたことを歓迎します。
  3. 特に、本年12月に失効することとなっているSTART I後継条約については、その交渉開始に合意し、モスクワ条約を超える核兵器削減を目指すとしたこと、また、包括的核実験禁止条約(CTBT)についても、米国が批准の意思を改めて表明したことを歓迎します。
  4. 我が国としては、このような米露の核軍縮努力が、その他の核兵器国も参加した世界的核軍縮の機運を盛り上げることを強く期待します。

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