談話・コメント

中曽根外務大臣談話

最近のガザ情勢について

平成21年1月18日
  1. 我が国は、イスラエルによる停戦表明を、民間人の犠牲者の更なる増加を防ぎ、永続的な停戦につながる前向きな動きとして歓迎します。我が国は、ハマスを含むパレスチナ武装勢力が直ちにこれに前向きに対応し、即座に戦闘を止めるよう強く要請します。
  2. 我が国は、エジプトによる仲介努力を高く評価し、同仲介努力等を通じて永続的な停戦が一刻も早く実現することを強く希望します。また、通行所の開放を含め、ガザ地区の人道状況を改善するための適切な措置がとられることを期待します。
  3. 我が国は、引き続き情勢の安定化に向け、関係者への働きかけやガザ地区の人道・復興支援等に積極的に取り組んでいくとともに、今後とも、国際社会とともに、中東和平プロセスの進展を最大限支援していく考えです。

【参考】イスラエルによる一方的停戦

 報道によると、オルメルト首相は17日夜、「完全に目的を達成した」として、ガザ攻撃を18日午前2時(日本時間18日午前9時)から一方的に停止すると発表。ただし地上軍は引き続きガザ地区に駐留し、ハマスから攻撃があれば応戦するとしている。一方のハマス側は、停戦に応じる姿勢を見せていない。

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