談話・コメント

中曽根外務大臣談話

最近のガザ情勢について

平成21年1月16日
  1. 我が国は、国連安保理決議1860号にもかかわらず、民間人の犠牲者が増加していることに強い遺憾の意を表するとともに、国連関連施設や病院に被害をもたらしたイスラエル軍の攻撃を非難します。
  2. 我が国は、エジプトの仲介の下、イスラエルとパレスチナ武装勢力の双方が、停戦に向けた協議を行っていることを歓迎し、その進展を強く期待するとともに、双方に対し、更なる民間人の犠牲や民間施設の被害を防ぐため、一刻も早く停戦合意を実現することを改めて強く求めます。
  3. 我が国としては、有馬龍夫中東和平担当特使を現地に派遣し、停戦実現に向けた働きかけを行っているところですが、引き続き、緊急人道支援や関係者への働きかけを含め、事態の沈静化に向け協力していく考えです。

【参考】イスラエル軍による国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)施設攻撃

 報道によると、現地時間15日(木曜日)朝、砲弾及び戦車砲が同事務所に着弾、大規模な火災を発生させるとともに、3名のUNRWA職員が負傷した。なお、火災は白リン弾によるものとの報道もある。

 なお、パレスチナ人の死者は、15日時点で1000人を越え、負傷者は5000人以上に達している。

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