
中曽根外務大臣談話
最近のガザ情勢の悪化について
平成21年1月4日
- 我が国は、国際社会による停戦要請が続く中で、引き続きガザを巡る情勢が悪化し、今般、イスラエル軍の地上部隊がガザ地区に侵攻した事態を深く憂慮します。また、ガザ地区からのロケット攻撃が続いていることに遺憾の意を表明します。
- 我が国は、暴力のエスカレートと、特に民間人犠牲者の増加を防ぐため、イスラエルとパレスチナ武装勢力の双方が武力の行使を即座に停止し、持続的な停戦合意を達成するよう引き続き強く求めます。
- 我が国は、今後も事態の推移を強い懸念をもって注視していくとともに、今般の事態を受け、昨3日に麻生総理がアッバース・パレスチナ自治政府大統領に対して表明した、ガザ地区への1000万ドル規模の緊急人道支援を含め、対パレスチナ支援を続けていく考えです。