談話・コメント

高村外務大臣談話

グルジアにおける武力衝突に伴う緊急人道支援について

平成20年8月15日
  1. 我が国は、グルジア政府からの要請や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、赤十字国際委員会(ICRC)等の国際機関のアピールを踏まえ、グルジアにおける武力衝突によって発生した、避難民等に対する人道的な支援として、100万ドル(約1.13億円)を上限とする緊急人道支援を実施することとした。
  2. 我が国としては、これら人道支援機関と協力しながら支援を早急に実施していく所存である。
  3. 早急な支援の実施により、現場において一刻も早く避難民等が救済されることを望むとともに、停戦合意が確実に現場で実行されるよう、引き続き現地情勢を注視していく考えである。

【参考】南オセチア避難民の状況

(1)戦火のため、グルジア系国内避難民が発生する一方で(UNHCRによると計約10万人の避難民発生)、南オセチアから数万人に上る避難民がロシアに移動し、ロシア側が支援を実施中。

(2)北オセチアにあるロシア当局によると、約3万人が南オセチアから北オセチアに避難している。

(3)また、10日にゴリを視察したUNHCR査定チームによると、80%あまりのゴリ市民(約5万6千人)が同市から首都トビリシに移動し、緊急支援物資の供与を受けている。

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