(参考)
1.国際刑事裁判所(ICC)
ICCは、「国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪」(ICCローマ規程前文)を行った個人を国際法に基づき訴追・処罰するため2002年に発足した史上初の常設国際刑事裁判所。オランダ(ハーグ)に所在し、2007年11月現在、締約国数は105ヵ国。我が国は2007年10月1日に加盟し、105番目の締約国となった。
2.ICC裁判官補欠選挙
(1)定員18名の裁判官のうち仏、アイルランド及びトリニダード・トバゴの裁判官の辞任により3名が空席となっていたことから、11月30日にニューヨークで補欠選挙が行われた。
(2)我が国のほか仏、トリニダード・トバゴ、パナマ、ウガンダから合計5名が立候補し、齋賀大使のほか、フランスのコット氏が当選したが、残る1席については、確定せず、12月3日(月曜日)に再投票となった。
(3)今次補欠選挙で選出された裁判官の任期は、今回辞任した3名の裁判官の残り任期を引き継ぐこととなっており、三人目の当選者の確定後くじ引きにより2009年3月10日又は2012年3月10日のどちらかに決定される。
3.齋賀人権担当大使
現在、我が国の人権担当大使(2005年~)及び国連女子差別撤廃委員会(CEDAW)委員(2001年~、2002年及び2006年に再選)を務める我が国の人権分野の第一人者。これまで駐ノルウェー兼アイスランド特命全権大使、国際連合日本政府代表部大使、駐シアトル日本総領事、埼玉県副知事等を歴任。