談話・コメント

外務報道官談話

クフォー・ガーナ大統領のアフリカ連合(AU)議長就任について

平成19年1月30日

  1. 我が国は、ジョン・アジェクム・クフォー・ガーナ大統領が1月29日(月曜日)より開催されている第8回AU総会(首脳会合)において、新AU議長に選出されたことに祝意を表する。
  2. 安定した民主主義国として、地域の平和と安定に積極的に貢献してきた同国を中心として、AUがアフリカの平和と繁栄のために今後一層の指導力を発揮することを期待する。
  3. 我が国は、今後ともAUと緊密に協力しながらアフリカ開発会議(TICAD)プロセスを基軸として、アフリカにおける平和の定着やアフリカの開発を積極的に支援するとともに、国際社会の諸問題の解決に向け、アフリカとの協力関係を深めていく考えである。

(参考)

  1. アフリカ連合(AU)は、前身のOAU(アフリカ統一機構)が発展改組して、2002年に発足。アフリカ53カ国・地域が加盟する世界最大の地域機関(我が国未承認の「サハラ・アラブ民主共和国」を含む。モロッコは非加盟。)。発足以降、アフリカの地域協力・統合の中核的役割を担ってきており、特に、アフリカの紛争問題に関して、非常に重要な役割を果たしてきている。
  2. AU総会は、AUの最高機関(首脳会議)であり、2005年から年2回開催となった。(前回の総会は2006年7月にガンビアの首都バンジュールにて開催。)
  3. これまで、ムベキ南ア大統領(2002年7月~2003年7月)、シサノ・モザンビーク大統領(2003年7月~2004年7月)、オバサンジョ・ナイジェリア大統領(2004年7月~2006年1月)、サス・ンゲソ・コンゴ共和国大統領(2006年1月~2007年1月)が議長を務めた。
  4. 昨年1月のAU総会では議長選出問題で紛糾し、2006年はサス・ンゲソ・コンゴ共和国大統領、2007年は条件付きながらバシール・スーダン大統領とする旨決定されていたため、今回のAU議長選出については国際的に注目が集まっていた。
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