談話・コメント

麻生外務大臣談話

天野万利氏の経済協力開発機構(OECD)事務次長就任について

平成19年2月21日
  1. 2月20日(火曜日)、天野万利氏(朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)次長)が、OECDの理事会においてOECD事務次長に就任(6月14日就任)することが決定されたことを歓迎する。
  2. OECDは、国際社会における経済、貿易、開発をはじめとする広範な分野を扱う国際機関であり、同氏がこれまでの経歴を生かしつつ、OECDの活動拡充に尽力されることを期待する。
  3. なお、赤阪清隆現OECD事務次長については、2月9日、国際連合広報担当事務次長に指名され、近く現職を退くこととなっている。同氏が在職中OECDにおいて果たした積極的な貢献に対して敬意を表したい。

(参考)

  1. 天野万利新OECD事務次長(現職 朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)事務次長)の略歴別紙(PDF)PDFのとおり。
  2. 我が国出身の最近のOECD事務次長歴任者

    谷口 誠  1990年-1996年
    重原 久美春  1997年-1999年
    近藤 誠一  1999年-2003年
    赤阪 清隆  2003年-2007年

  3. 先進30か国が加盟するOECDの事務局は約2300名で構成されており、日本人職員は、現在約70名である。なお、事務総長は、アンヘル・グリア氏(メキシコ)である(2006年6月就任)。
  4. OECDの事務次長は、事務総長の勧告に基づき理事会が任命しており(2年で再任可能)、2月20日の理事会において以下の4名の就任が決定された。

    Mrs. Thelma Askey(米)(現 米国貿易開発庁 長官)
    Mr. Aart Jan de Geus(蘭)(現 オランダ社会問題・雇用大臣)
    Mr. Pier Carlo Padoan(伊)(現ローマ大学経済学教授)
    天野 万利(日本)(現 KEDO事務次長)。

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