1月11日午前11時(日本時間)、ブッシュ大統領は米政府によるイラク政策の変更を発表した。日本政府は、今次発表をイラクの安定化に向けた米政府の更なる努力として評価する。今後、イラクの安定化と復興に向けた米国の努力が効果的に進められ、良い成果をあげることを強く期待する。我が国は、引き続き米国と緊密に協議・協力していく。
イラク情勢は、宗派対立の激化等厳しい情勢と認識している。我が国は、国民融和や治安改善といった困難を乗り越え、イラクが安定した国になるよう、航空自衛隊による輸送協力や円借款の供与等により、国際社会と協力し、積極的に取り組んでいく。円借款については、8件約16億ドル分について既にイラク側に意図表明していたところであるが、昨10日にそのうち4案件分についてイラク側と交換公文を締結した。