談話・コメント

麻生外務大臣談話

米国とリビアとの外交関係正常化について

平成18年5月16日
  1. わが国は、5月15日(月曜日)、米政府がリビアとの外交関係を正常化し、同国をテロ支援国家リストから除外する旨発表したことを歓迎する。
  2. わが国は、2003年のリビアによる大量破壊兵器計画の放棄決定以降、リビアを他の大量破壊兵器拡散懸念国の模範とするとの観点からリビアとの関係強化に努めてきた。今回の米国による決定はわが国の取組みと軌を一つにするものである。
  3. わが国としては他の懸念国がこうした国際社会の対応を真摯に受け止め、核問題をはじめとする大量破壊兵器の不拡散に向け努力するよう強く求める。

(参考)

  1. 5月15日(月曜日)、ライス国務長官はトリポリにおける米国の連絡事務所を大使館に格上げし、外交関係を完全に正常化する旨発表。また、同国をテロ支援国家リストから除外する旨を発表。
  2. わが国によるリビアとの関係強化の取組み
     逢沢一郎総理特使(外務副大臣(当時))のリビア訪問(2004年6月)、セイフ・アルイスラム・カダフィ国際慈善基金総裁訪日(2005年4月)等の要人往来や、柔道専門家の交流等の人物交流の拡大等を通じて、わが国はリビアとの関係を強化している。
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