
麻生外務大臣談話
田中駐パキスタン・イスラム共和国大使の国連軍縮担当事務次長への任命について
平成18年3月18日
- 3月18日(土曜日)(NY時間17日(金曜日))、国連事務局より、4月6日付で田中信明(たなか のぶあき)駐パキスタン・イスラム共和国特命全権大使を国連軍縮担当事務次長(国連軍縮局長)に任命することが発表された。国際機関における邦人幹部職員の増加を目指すわが国政府として心からこれを歓迎する。
- 国連軍縮担当事務次長は、軍縮に関する活動を促進する国連軍縮局の最高責任者であり、国連総会、ジュネーブ軍縮会議(CD)への支援、大量破壊兵器及び通常兵器問題への取組み、地域的な軍縮活動の奨励、国連の軍縮活動に関する情報提供等を行う重要なポストであると認識している。
- 田中大使が、これまでの外交における幅広い経験を活かしつつ、国連の軍縮分野の活動に積極的な貢献を果たすことを期待する。
(参考)
田中大使は、4月6日(木曜日)に国連軍縮担当事務次長に就任する予定。
国連事務局の事務次長ポストは、現在22あり、これまでに日本人が就任するのは、赤谷源一元広報局事務次長、明石康元人道問題担当事務次長、法眼健作元広報担当事務次長、大島賢三元人道問題担当事務次長、阿部信泰元軍縮担当事務次長に続き、田中大使が6人目となる。
現在、日本人で事務次長クラスのポストに就任しているのは、松浦晃一郎国連教育科学文化機関(UNESCO)事務局長および内海善雄国際電気通信連合(ITU)事務総局長の2名である。