談話・コメント

町村外務大臣談話

国際原子力機関およびエルバラダイ事務局長のノーベル平和賞受賞決定について

平成17年10月7日
  1. 国際原子力機関およびモハメッド・エルバラダイ国際原子力機関事務局長のノーベル平和賞受賞の決定に対し、心よりお慶び申し上げる。
  2. 国際原子力機関は、原子力の平和的利用の促進と、原子力が軍事目的に転用されないことを確保するための保障措置の実施による核不拡散体制の維持・強化を通じて、世界の平和と繁栄に多大な貢献を行ってきており、特に近年、核不拡散体制が様々な挑戦にさらされている状況において、同機関の役割は益々その重要性を増してきている。エルバラダイ事務局長は、これまで8年にわたり、事務局長として強力な指導力をもって、同機関の強化に大きく貢献してきている。
  3. 今回の国際原子力機関およびエルバラダイ事務局長のノーベル平和賞受賞は、国際原子力機関が、同事務局長の強力な指導の下で、核不拡散体制の維持・強化を通じて世界の平和と安定に貢献してきたことに対する賞賛とともに、今後の更なる活躍に対する国際社会の期待を表わしたものと認識している。
  4. わが国としても、国際原子力機関がこのような重要な使命を達成できるよう、引き続き同機関の活動を支援していく考えである。
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