グアテマラ共和国
茂木外務大臣によるジャマテイ・グアテマラ大統領表敬
令和3年7月15日


グアテマラ共和国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間7月15日午後6時20分(日本時間7月16日午前9時20分)から約50分間、ジャマテイ大統領(H.E. Dr. Alejandro Eduardo Giammattei Falla, President of the Republic of Guatemala)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、茂木大臣から、グアテマラ独立200周年に祝意を表しつつ、日本とグアテマラは基本的価値を共有する伝統的友好国であり、日本の外務大臣として34年ぶりとなる今次訪問を通じて協力関係を強化したいと述べました。ジャマテイ大統領から、茂木大臣の訪問を心から歓迎する、価値を共有する両国の良好な関係を一層強化させたいと述べました。
- 茂木大臣から、世界が新型コロナを乗り越えるべく戦っている中で、東京オリンピック・パラリンピックを安全・安心な大会として開催し、世界の絆を深める機会としたいと述べ、ジャマテイ大統領から、東京大会が成功裏に行われるよう期待が表明されました。
- 茂木大臣から、新型コロナ感染症への対応における国際協調の重要性を強調しつつ、日本の世界に対するワクチン供与支援、グアテマラに対して実施している医療関連機材供与について説明しました。ジャマテイ大統領から、日本の支援への謝意が表され、グアテマラにとってワクチン確保は重要な課題であるとの説明がありました。
- 茂木大臣から、昨年11月のハリケーン被害について改めてお見舞いを述べつつ、日本自身の台風や火山被害の経験も踏まえて、引き続き防災分野の支援を検討していく旨述べ、また、米国への移民問題の根本原因となっている貧困、治安等の分野での協力を検討していきたいと述べました。ジャマテイ大統領から、日本の支援への謝意が表されました。
- 茂木大臣から、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けた日本の取組を紹介し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため連携していくことを呼びかけ、支持を得ました。また、両者は北朝鮮、東シナ海・南シナ海等の地域情勢について意見交換を行いました。茂木大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を要請し、力強い支持を得ました。さらに、両者は国際場裡における協力についても話し合い、引き続き連携していくことで一致しました。