外務副大臣・外務大臣政務官

鈴木外務副大臣のヨルダン訪問(概要)

平成25年5月27日

 鈴木俊一外務副大臣は5月25日(土曜日)から27日(月曜日)まで、ヨルダンの死海で開催された中東における世界経済フォーラムへの出席やシリア難民キャンプ視察などのために、ヨルダンを訪問したところ、概要は以下のとおり(以下、すべて現地時間)。
 
1.中東における世界経済フォーラム

 25から26日、鈴木副大臣は、中東における世界経済フォーラムに出席した。同フォーラムは、「アラブの春」発生から2年が経過する中、継続する世界的な景気停滞、シリアを巡る地政学的変遷や政治的移行など地域の文脈において、民間部門と若年層の活性化を会議全体の命題としつつ、各種セッションが行われた。鈴木副大臣は、25日午後に行われた「改革のための資金」セッションにパネリストの一人として出席し、地域で進められている改革を後戻りさせず、地域全体が政治的安定と経済的繁栄を享受できるようにするため、改革を後押しするような付加価値をもつ資金の重要性など、我が国としての考え方を紹介した。(同セッションには、サイフ・ヨルダン計画・国際協力大臣、ファハフェーフ・チュニジア財務大臣、アンダーセン・世界銀行中東・北アフリカ地域総局担当副総裁等がパネリストとして出席。)
 
 
2.各国要人との会談

 鈴木副大臣は、世界経済フォーラムに参加したアッバース・パレスチナ自治政府大統領(26日夕)、サイフ・ヨルダン計画・国際協力大臣(25日午後)など、各国要人と会談を行った。
 
 アッバース大統領との会談では、鈴木副大臣から我が国の中東和平プロセス進展のための取り組みや、「平和と繁栄の回廊」構想を始めとした我が国の対パレスチナ支援について説明した。それに対しアッバース大統領からは、日本のパレスチナ支援への謝意が述べられた他、昨年11月の国連総会での関連決議に日本が賛成票を投じたことをパレスチナとして高く評価し感謝していること、また中東和平プロセスにおける日本の貢献を大変重視している旨の説明があった。
 
 サイフ計画・国際協力大臣との会談では、鈴木副大臣からヨルダンが厳しい財政状況の中で大量のシリア難民を受け入れていることを高く評価し、我が国としてもこうしたヨルダンの負担軽減のために役割を果たしていきたい旨述べた。サイフ計画・国際協力大臣からは、我が国のこれまでの支援への謝意及び引き続きの協力をお願いしたい旨述べた。
 
 
3.シリア難民キャンプ視察

 26日、鈴木副大臣は、ヨルダンで最大規模のシリア難民を受け入れているザアタリ難民キャンプへの視察を行った。同キャンプでの国際機関(国連難民高等弁務官(UNHCR)、国連児童基金(UNICEF)等)およびヨルダン治安当局の関係者から、ヨルダンのシリア難民数はヨルダンの総人口(注:約651万人)の約10%を占め、その内の5分の1がザアタリ・キャンプに集中していることなどの説明が行われた。また、同キャンプのシリア難民の6割が子供であり、鈴木副大臣はこうした子供たちのための児童施設を訪れ、日本の海外協力隊員が活動している様子も視察した。
同キャンプにおける現地記者等からの質問に対して、鈴木副大臣は、日本のこれまでのシリア難民・避難民に対する人道支援について、ホスト・コミュニティーへの支援も含めて国際機関やNGOと連携して計約8千万ドルの支援を行ってきたことや、今回の視察も踏まえて更なる支援を真剣に検討したい旨述べた。

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