日本の領土をめぐる情勢

平成26年2月28日

【中国機に対する緊急発進回数】

中国航空戦力等の我が国周辺空域における活動と我が国の対応-画像1-1

(データ提供=防衛省他のサイトヘ

  • 中国機に対する自衛隊機の緊急発進回数は年々増加しており、我が国固有の領土である尖閣諸島及びその周辺上空においては、2012年12月、中国国家海洋局所属の固定翼機が初めて当該領空を侵犯。その後も同局や中国国防部所属の固定翼機による当該領空への接近飛行が度々確認された。これらは中国による「力」を背景とする現状変更の意図の現れ。さらに、関連して、2013年11月、中国国防部が「東シナ海防空識別区」の設定を発表したが、本件は東シナ海における現状を一方的に変更し、事態をエスカレートさせ、現場海空域において不測の事態を招きかねない非常に危険なものであり、我が国政府として強く懸念している。我が国は、公海上の飛行の自由を妨げる一切の措置の撤回を要求している。
  • 尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国の固有の領土であり、現に我が国はこれを有効に支配している。中国による「力」を背景とした現状変更の試みには、関係省庁が一体となって、我が国の領土・領海・領空は断固として守り抜くとの決意で毅然かつ冷静に対処している。
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