世界が報じた日本

平成29年10月6日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

9月22日付:

媒体名(国名):

パイオニア紙(印)

執筆者(発信地):

S.ラジャゴプラン記者

 G4メンバーである印,日,独,ブラジルは,国連安保理を常任・非常任理事国双方を拡大する形で早期に改革し,より正統で,有効で,国際社会を代表する組織にするため取組を更に強化していくことを確認した。国連総会の議場外で行われたニューヨークでの会合で,スワラージ印外相は他のG4外相と共に改革プロセスを加速化させる方法について検討した。拡大された安保理の新規常任理事国入りへの意思と互いの常任理事国入りへの支持に改めて言及し,G4は安保理における主要分担金拠出国と途上国の役割の強化を呼びかける共同声明を発出した。G4外相はまた,国連総会議長による改革へのコミットメントを歓迎した。

掲載日:

9月6日付:

媒体名(国名):

エゲメン・カザフスタン紙(カザフスタン)

執筆者(発信地):

アイブン・シャガラコフ同紙副総裁

 日本外務省の招待により,カザフスタン,キルギス,タジキスタン及びウズベキスタンから来日したジャーナリストが広島を訪問した。核兵器の被害を後世に伝える平和記念資料館を訪問し,また,被爆者ミマキ・トシユキ氏との対話の機会を得ることができた。
 ミマキ氏は,カザフスタンからの参加者がいると知ると,セミパラチンスクにおける核実験被害をよく承知している,核兵器の恐怖はカザフスタンと日本の共通項であると述べた。
 カザフスタンと日本の人々が,人類の発明した恐ろしい兵器に対し共通の目的を持つのは当然のことだろう。カザフスタンは独立後,セミパラチンスク核実験施設を閉鎖し,世界第4位の軍事力を放棄して,ナザルバエフ初代大統領が世界平和の確保に向けたイニシアティブをとってきた。日本はこうした取り組みを常に支持している。両国は,核軍縮やその他の問題において,国際場裏において相互に支援しあってきた。
 今日の広島は,高層ビルや美しい家々,緑溢れる公園や舗装された道路の近代的な街であり,原爆ドームと平和資料館のみが原爆を想起させる。資料館の展示物一つ一つを見た時,体が震え,悲しみに襲われ,セミパラチンスクの悲劇が目前に迫る感覚に陥った。

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