世界が報じた日本

平成29年3月1日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

2 月12日付:

媒体名(国名):

パヒナ・シエテ紙(ボリビア)
タイトル:
なぜ彼ら日本人にできて,我々ボリビア人にはできないのか

執筆者(発信地):

リチャード・アンドレス・ゴメス・ベラ記者

 (日本の鎖国から明治,大正,昭和時代までの歴史を簡単に紹介した上で,)米国による2度の原爆投下で壊滅状態となり,戦後7年間同国に占領された日本は,1952年に主権を回復した。同年,ボリビアでは革命が起こった。
 戦後,日本は廃墟と化し,生産量も下がり,国民は食料不足,失業,ハイパーインフレに苦しんだ。しかし,わずか30年で回復し,世界第2位の経済大国となった。1950~70年に,製造・工業生産は6倍,経済は55倍に成長した。60年代の経済成長率は11.1%であった。
 「どのようにしてこの奇跡が生まれたのか。」と聞くと,東京の外務省における会議で,一人の外交官が次のように述べた。「主権を回復する際,日本は軍隊を持つことを禁じられた。軍備の代わりに,経済成長の源泉となる教育に対し投資を行った。」

掲載日:

2月 12日付:

媒体名(国名):

ウルティマ・オラ紙(パラグアイ)
タイトル:
フィクションが現実へ。ロボットが癒やしを与え,重労働を担う

執筆者(発信地):

スニルダ・エチャグエ社会面編集主任

 人間に寄り添うロボットの誕生により,人工知能はフィクションの枠を超え,日常生活で人間に取って代わってきている。日本の「サイエンススクエアつくば」では,日本と世界の約9千人の卓越した頭脳が,最先端技術開発のために日々研究を重ねている。外部からの刺激に反応する医療用ロボットや,労働者に代わって重労働を担う機械が生み出されてきた。これらのロボットや機械との競争を目の当たりにして,労働者はすでに危機感を感じている。介護ロボットは,高齢者や要介護者のために作られた。ペットに代わるアザラシ型ロボットは,これまでに3千体以上販売されている。また,この施設では,言葉の不自由な人のためのコミュニケーションツールとして開発されたインテリジェンスヘルメットを通じて,神経科学について知ることができる。これらの創造的な製品は,急速に発展する日本の科学技術を普及するため,中南米の報道機関に紹介された。

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