世界が報じた日本
海外主要メディアの日本関連報道
最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。
掲載日:
12月18日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
スポット・ウイノーク外信部次長
山口県を訪問する機会があった。同県には,温泉や歴史的な建物,文化施設が多くあるが,特に有名なものが江戸時代に作られた錦帯橋である。同橋は日本の優れた建造技術により1本の釘も使わずに作られた橋でこれまで何度か洪水被害などに遭ってきたが,日光の神橋,大月の猿橋と並び,日本の三名橋の一つとして知られ,ユネスコの世界遺産に申請中である。
萩市は城や武家屋敷等の歴史的な街で,萩焼でも有名である。また,旭酒造が作る獺祭という酒は世界的に知られており,先のサミットで世界の首脳に振る舞われた。
山口はまた産業拠点としても知られ,下松市の山下工業所は新幹線の先頭部分を打ち出す高い技術力を誇る企業である。同市にある日立製作所はイギリス向けに輸出する高速鉄道車両を製造している。高速鉄道車両は最近多くの国でも製造されているが,日本の新幹線はこれまで死亡事故ゼロであり,性能,安全性から考えて世界最高のレベルである。
掲載日:
12月15日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
カレール・ステファノ特派員
山口県はロシア人ハーフのアイドルを親善大使に任命した。安倍総理にとって16回目となるプーチン大統領との面会による外交は困難となろうが,かつての侍の地である山口にとっては,国内外からの観光誘致を促進する絶好の機会である。村岡知事は123もの鳥居を備える元乃隅稲荷神社といった主な名所や名産品を紹介する。プーチン大統領にフグはふるまわれないであろうが,有名な「獺祭23」という日本酒はご馳走されるだろう。「獺祭」は伊にも輸出されており,旭酒造の社長は「伊市場は小さいが,将来的に大きくなることを期待する」と述べた。
掲載日:
12月14日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
カレン・リム記者
国際女性会議が東京で13日に開催された。安倍総理は長時間労働について述べ,その問題は「日本の企業文化と生活に根ざしている」と言った。この対策として彼は,残業時間の制限や男女の賃金格差の是正,企業へのインセンティブによる日本の労働環境の改革を計画している。
「男性の考え方の変化なくして働き方改革は成功しない。夫婦は家事や育児を分担するべきである」。「日本の男性は,私は違いますが,家事をしないことで有名である」と安倍総理は述べた。
安倍総理はまた,公務員が例を示すべきとし男性が産休をとることを推奨した。「現状に一致するようテレワークのためのガイドラインを改訂する」。「長時間労働を是正するために労働時間の管理の仕組みを作る」と安倍総理は述べた。
掲載日:
12月9日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
ゴットシャルク法政策・外交政策編集員
銀座にあるシルヴァーウィングは,オフィス街に囲まれた老人ホームだ。シルヴァーウィングで既に日常になったことが普及すれば,介護分野全体の将来が変わる可能性がある。
介護士の1人が輝く何かを机の上に置いた。毛もなく目もないが,犬の姿をしている。本来の犬のしっぽに当たる部分に,このコンピュータ犬には巨大なゼムクリップのようなものがついている。この犬は首を振ったり,座ったり,お手をしたりすることができる。
シルヴァーウィングでは3年前から試験的にロボットを導入している。関口施設長は成功を確信している。高齢者はロボットをすぐに受け入れ,かわいがるようになったと関口施設長は言う。ロボットは日常の介護業務になくてはならない存在だ。ロボット犬が,実在する介護士にとってしかるべき長所を有しているのだからなおさらだ。仕事が終わると,ロボット犬は少しも逆らうことなく棚へと姿を消すからだ。