世界が報じた日本
海外主要メディアの日本関連報道
最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。
掲載日:
11月16日付:
媒体名(国名):
15日,北岡伸一JICA理事長がソガバレ首相を表敬訪問し,首相はこれまでのJICAによるソロモンに対する協力を称賛すると共に,引き続きインフラ,気候変動,水,廃棄物管理,人材開発などで当国に支援の実施を予定しているJICAと今後の協力計画につき協議を行った。
北岡理事長は,政情安定は持続的かつ安定した開発のために重要な要素である旨述べ,首相より説明のあった各種改革に感銘を受けた。また,JICAは日本政府の開発協力機関として全ソロモン国民に手を差し伸べられるよう尽力し,開発協力の更なる強化を期待している旨述べた。
掲載日:
11月22日付:
媒体名(国名):
長嶺安政駐韓日本大使が21日,漢拏日報本社を訪問し,金建一社長と意見交換した。長嶺大使は「日韓関係が,昨年の日韓修交50周年を起点に大きく改善している。両国の発展的未来のために,済州を代表する新聞である漢拏日報がリーダーシップを発揮してほしい」と話した。
長嶺大使は,済州を訪問する日本人観光客が減少しているという苦境の中,漢拏日報が日本との交流を活発に行っているという点に関心を示した。それに対し金建一社長は,「11月13日の『済州みかん国際マラソン』において,青森県を代表する東奥日報とも活発に交流した。今後,青少年,女性,老人等へと交流の範囲を拡大する計画だ。済州が日本との交流でリーダーシップを発揮できるよう努力したい」と答えた。
長嶺大使は「漢拏日報の交流事業について,日本政府レベルで積極的に協力する。今後も済州を訪問し,地域の人士と対話する機会を持ちたい」と明らかにした。
掲載日:
11月23日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
Marta O. Craviotto記者(日高発)
日本南部にある家族経営の小さなメーカーは,数十年前から,手作りで人の皮膚程の薄さの世界一薄い紙を製造している。1969年,人口6,000人の高知県日高村に創立した「ひだか和紙」である。この紙は,土佐典具帖紙という手作りの和紙の一種で,透明で柔軟性がある。薄さはわずか0.02ミリで,1平方メートルあたりの重さはわずか1.6グラムであり,1セントコインよりも軽い。本年7月から社長を務める鎮西氏は,楮の繊維が0.02ミリの太さがあるため,これ以上薄い紙を自然な形で作るのは不可能だという。
この薄い紙は文化財の修復作業に使われ始めている。日本では,浅草寺の像の塗料が剥落するのを防ぐため,この薄い和紙によって像全体が覆われている。また,古文書が劣化し,湿気により傷んでいる場合,この和紙によって,損傷した文書を保護し,更なる劣化を防ぐことができる。