世界が報じた日本

平成28年10月31日

最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

9月26日付:

媒体名(国名):

トゥオイチェー紙(ベトナム)
タイトル:
石垣は絶対に屈しない

執筆者(発信地):

ホー・タン・ヴー記者

 石垣市は,尖閣諸島を管理する行政機関である。63歳のベテラン漁師である比嘉氏は一晩で2トンのマグロと3トンのアカマチを売り,一晩の出港で20万円の収入を得た。この金額から経費を差し引き,3人の漁師に分けられるので,一般の石垣市の漁師にとってあまり大した収入ではない。
 五百旗頭真教授によると,日本はしっかりとした沿岸防衛勢力を有しており,尖閣の状況をコントロールできるという強みがある。二つ目の強みは日本の潜水艦の能力が非常に高いということである。三つ目の強みは日本のミサイル防衛力である。

掲載日:

9月25日付:

媒体名(国名):

トゥオイチェー紙(ベトナム)
タイトル:
即応態勢を整える

執筆者(発信地):

ホー・タン・ヴー記者

 我々は石垣港にある海上保安庁の保安部を見学することができた。これは,尖閣にて中国との衝突に関する問題の監視取締りを行っている前哨地である。新しい桟橋が建設され,飛行甲板を持つ重量1,000-2,000トンの新しい艦艇が配備されている。それらの艦艇は全て最新であり,速力25ノット,状況に応じ,任務するためにそれらの艦艇が尖閣に動員される。
 五百旗頭真氏は,日本は関連問題を解決するのに,十分なインフラ施設と能力を持っていると言った。同氏によれば,「日本は中国の船を緊密に監視する上空のシステムを持っている。中国の船が出港した際に,我々はその数量,種類と能力を把握することができる。」という。

掲載日:

10月10日付:

媒体名(国名):

ロリアン・ロジュール紙(レバノン)

執筆者(発信地):

アントニー・サムラーニ中東・国際担当記者

 広島の被爆者である桒本勝子氏は,あの日に起きた悲劇について語ってくれた。原爆が広島に投下された時に6歳の少女であった桒本勝子氏は,長年に亘り原爆について語ることを躊躇してきたが,被爆者が年々少なくなってきた現状を受け,当時の様子を語り継ぐ重要性を認識し始めた。
 「8時15分,原爆の爆発の瞬間に生徒達は教室の中にいた。教室の窓は全て粉砕され,窓際の生徒達がガラスの破片で重傷を負った。母の顔は人間の顔とは思えないほどに爛れていた。顔は青ざめていたが,私は後にこの原因が放射能であると知った。既に放射能に汚染された川の水を飲んだ生存者達は次々に死んでいった。川は死体に溢れ,海にまで流れていった。母は亡くなる前に被爆による痛々しい傷を見せていたが,母の足は私の腕のように細く,母の体は皮と骨だけのようにやせ細っていた。母の顔や体の多くの部分は焼けただれて,無傷なのはほんの一部だけだった」。

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