世界が報じた日本

平成28年6月24日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

6月14日付:

媒体名(国名):

アル・アハラーム紙(エジプト)
タイトル:
日本から学ぼう

執筆者(発信地):

ザカリヤ・オスマン記者

 日本は,社会的な相互作用や最大限の敬意と親切心を持って他者と接する等,個々人の行動の面でも世界で最も進んだ国の一つであり,最も洗練された国の1つである。東京の外務本省での自分の経験は,この証左となろう。自分とマレーシア人のジャーナリストは,東京からG7サミット取材のため会場となる伊勢志摩への移動前にお祈りをしたいという希望を伝えた。驚くべきことは,この場所でのお祈りを許可されただけでなく,お祈り後,彼ら日本人は,ムスリムではないにも拘わらず自分たちに謝意を表明した。
 ジャーナリストやメディア関係者への日本の対応は,洗練されたものであった。彼らはムスリムのゲストを安心させるため,豚肉が全く入っていない食事を提供する等絶えず気遣いをしていた。
 自分は,異なる宗教を持ち,異なる方向性を有する我々中東地域の人々に,日本人の対応と宗教への寛容性を学ぼうと呼びかけたい。なぜ私たちは,日本からそれを学ばないのだろうか。ISが行っている残虐行為は,他者に寛容である方法に無知であることに由来している。

掲載日:

6月17日付:

媒体名(国名):

ナショナル紙(パプアニューギニア)
タイトル:
ロボット技術の世界的リーダー

執筆者(発信地):

ヘレン・レイ記者

 ジェファーソンフェローの記者招へいプログラムにおいて,14名の記者が3週間にわたりハワイ,中国,日本を旅行した。自分にとって,PALM7に続く2度目の訪日となった。
 日本では九州(北九州市,福岡市)や東京を訪問した。九州では福岡市長や北九州市長と面談し,環境博物館などを訪れた。また,東京近郊でホームレス支援を行う団体を訪問した。
 東京では,ロボット技術を学ぶために大学を訪れた。ロボット技術は安倍総理の経済戦略の柱の一つにもなっており,2015年には200以上の企業や大学に支援された「ロボット技術競争力委員会」が設立された。日本においてロボット技術は,高齢化社会で生産性を維持するために重要視されており,米国,EU,韓国や中国が競争力を増す中でも,日本は最先端を走っている。
 小池百合子元防衛大臣にインタビューするために国会議事堂を訪れた。自由な質疑応答があり,社会のグローバル化や少子化に日本はどのように対応するか等に関して質問が投げかけられた。

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