世界が報じた日本

平成28年6月17日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

6月5日付:

媒体名(国名):

レプッブリカ紙(伊)

執筆者(発信地):

フィリッポ・サンテッリ記者

 43歳のハトマイ氏は製造チームのリーダーで,チームには6人の男性がいる。「(リーダーとして)やるべきことをする。仕事が得意であれば十分です」と言った。
 ウィメノミクスは女性を経済復興の中心に巻き込む政策である。専門家によると教育レベルの高い未就業の女性が雇用されれば,停滞している日本経済のGDPを16ポイントアップできるという。
 近年は不景気と日本政府による刺激策のおかげで女性の就業率が64%となり米国を越えた。問題は女性が殆ど出世しないことである。女性の給料は男性より27%低く,公的部門及び民間企業の管理職の女性は10%未満である。専門家によると,2005年に女性1人当り1.26に下落した出生率の最近の上昇は統計的な錯覚である。
 少しずつ企業はこの傾向を変え始めている。それ以外のウィメノミクスの成功は上述の女侍のような女性次第である。彼女は「性別による差別を廃止し,能力だけで判断したい」と述べる。

掲載日:

6月13日付:

媒体名(国名):

レゼコー紙(仏)

 4つの新元素の名称案が8日公表された。このうち,日本の研究者グループの発見した新元素は「ニホニウム」,ロシアの研究者グループの発見した新元素は「モスコビウム」と命名された。

掲載日:

6月8日付:

媒体名(国名):

プロトム・アロー紙(バングラデシュ)
タイトル:
魚介類を捕るマーメイド

執筆者(発信地):

アノワール・ホセイン記者

 海女とは,最新の装備を使うことなく伝統的な方法で魚介類を捕る女性のことである。現在日本には,2,000人ほどの海女がいる。海水が温かく海岸に泥が堆積した地形が素潜りに適している伊瀬志摩には,海女の約半数が住んでいる。ほとんどの海女は40才以上だ。プロの海女になるには,10年以上の経験が必要とされる。定年はなく,私たちが出会った海女の一人は83才だった。
 65才になる海女のナカムラ・ミチコさんによると,海女の仕事は主に4つである。魚介類を捕ること,売ること,調理して観光客に提供すること,そして家庭の切り盛りだ。海女たちは,みんなが十分に魚介類を捕ることができるよう,海に入るのは1回につき1時間30分と決まっている。海女のナカムラ・サヨリさんは,「私たちは定年のないこの仕事をずっと続けたいと思っている。それでも,みんなができるだけ多く魚介を捕りたいと思っている海女の仕事は,とても競争の激しい仕事だ。時には何も捕れないこともあるし,収入はスキルや運にも左右される」と語った。

掲載日:

6月9日付:

媒体名(国名):

ポストクーリエ紙(パプアニューギニア)
タイトル:
日本がPNGのAPEC開催を支援

執筆者(発信地):

ロサリン・アルバニエル・ビジネス・エディター

 日本政府は,パプアニューギニアが2018年APECに向けた準備を支援することへのコミットメントを再確認した。先月下旬,安倍総理は,名古屋でのG7のマージンで行われたオニール首相との二国間会談において,本件について述べた。
 この支援については6日,松本盛雄日本大使によって,「パプアニューギニア軍楽隊楽器整備計画」の署名式の間に確認された。この支援は約10万ドル(約34万キナ)に相当し,日本政府によって草の根文化無償資金協力を通じて,32人編成の楽団の楽器の調達用に提供された。
 署名式には,トロポ国防軍司令官及び軍の高官達が出席した。松本大使は,2018年のAPECに向けたPNGの準備を支援するという日本の意思を再確認した。松本大使が強調したその他の支援策は,APEC会議に向けて,PNG政府関係者の政策形成能力を向上させるための訓練を含んでいる。

掲載日:

6月10日付:

媒体名(国名):

ポストクーリエ紙(パプアニューギニア)

執筆者(発信地):

ロサリン・アルバニエル・ビジネス・エディター

 G7伊勢志摩サミットの機会に日本外務省に招へいされた外国人記者10人にとって非常に忙しい毎日であった。全員が異なる文化を背景としていたが,イントネーションが異なっていても英語を話すことと,活字メディアから派遣されていることが共通点であった。
 G7伊勢志摩サミットの機会に外務省が組んだサミット前の記者招へい日程は,非常に学ぶところが大きく,かつ,集中的なものであった。東京から,津,志摩,名古屋に行き,新幹線で東京に戻った。

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