世界が報じた日本

平成27年9月11日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

9月4日付:

媒体名(国名):

エチオピアン・ヘラルド紙(エチオピア)
タイトル:
エチオピアは熱意をもって日本の経験から学びたい

執筆者(発信地):

社説

 日本は常にアフリカの強力で充実なパートナーであり,今もアフリカの大義のための不動の支持者だ。エチオピアもまた日本との関係を非常に重んじており,日本を経済協力における最も重要なパートナーの一つと見ている。また,両国の長年にわたる関係と,継続的で温かい政治社会・経済関係を尊んでいる。日本の開発協力支援は,工業化,農業・農村開発,人的資源をはじめとする複数の分野での発展の後押しとなってきた。日本の対エチオピア投資は増加しており,2014/15年は日本企業34社が投資の事前調査のためにエチオピアを訪れた。「日本」という言葉は質,効率性,秩序と同義だ。日本のベスト・プラクティスをもって,エチオピアはそのサクセス・ストーリーから多くを得ることができる。日本と聞いて真っ先に思い浮かべるものは,イノベーションだ。イノベーションを刺激するための創造性は,日本文化に深く根づく協働の思想に溯る。学校から組織に至るまで,エチオピアは,日本がそうしてきたように,多くを学び,採用し,我々の文化の基準とすることができる。

掲載日:

8月29/30日付:

媒体名(国名):

スター紙週末版(ケニア)
タイトル:
2016年ケニアがアフリカで初めてとなるTICADをホストする

執筆者(発信地):

寺田達志駐ケニア大使(寄稿)

 日本大使として,ケニアにアフリカ開発会議(TICAD)を迎えられることを誇りに思う。またケニア政府に対してはこの重要な会議をホストしていただくことに感謝の意を表したい。TICADとは,多様な主体が将来のアフリカ開発に関して議論しあう国際会議だ。TICADでは,国際・地域機関,民間セクター,開発パートナー等がアフリカの将来に関して議論する。またTICADは,多様な主体者によってアフリカ開発が議論される会議としては,最も古い会議の一つでもある。またTICADは,日・ケニア関係を強化する重要な機会でもある。TICADでは,安倍総理を含む政府高官がケニアを訪問する。さらに,日本から多様な関係者が参加するTICADは,様々なセクターにおいて関係強化を図る機会でもある。そしてTICADは,ケニアを日本及び国際社会にアピールする絶好の機会である。次回TICADを成功させるために,共催者は既に準備を開始したが,ケニア政府及びケニア国民の暖かいご理解及びご支援がTICADを成功させるには必要であり,皆様にこの大切な会議に暖かいご支援を賜りたい。ケニアで開催されるTICADを一緒に成功させよう。

掲載日:

9月4日付:

媒体名(国名):

ダッカ・クーリエ誌(バングラデシュ)
タイトル:
自己満足に浸っている余裕はない

執筆者(発信地):

渡邉正人駐バングラデシュ大使インタビュー記事/シャヤン・S・カーン・エグゼクティブエディター

 新しく着任した渡邉正人日本国大使は,委ねられた(二国間)関係の深さを認識している。渡邉大使は昨年両国間の歴史的な首脳会談を経たこの重要な時期に新しい役割を担うことについて「名誉である」と述べた。2014年の安倍総理とハシナ首相による首脳会談は,二国間関係をさらなる高みに引き上げるものである。日本は歴史的にバングラデシュの最大の援助国である。これにはお返しがあり,日本からの開発援助の増加と引き替えに国連安全保障理事会非常任理事国選挙の立候補が取り下げられたとされている。渡邉大使は,「ベンガル湾産業成長ベルト(BIG-B)」構想が両国の協力の中心に位置するとしている。

掲載日:

8月 28日付:

媒体名(国名):

ラ・プレス紙(チュニジア)
タイトル:
1975年にさかのぼる協力

 国際協力機構(JICA)は現在41件の円借款事業をチュニジアで実施しているが,JICAのデータによると,1975年から今日までその総額は3,045億100万円にのぼる。チュニジア-JICA間での協力は,この40年間インフラ改善のような包括的かつダイナミックな開発案件に集中している。JICAはチュニジアに対する主要な支援機関の1つであり,主に,電力,運送,水利用を支援対象分野としている。技術協力の分野では,これまでに1,300人のチュニジア人研修員が日本で研修を受け,600人の日本人専門家がチュニジアに来訪している。JICAがこれまでにチュニジアとの共同出資により実施した,もしくは実施中のプロジェクトで特記すべきはラデス・コンバインド・サイクル発電施設建設,ラデス-ラグレット橋建設,チュニス郊外南部の鉄道電化,エルジェム-スファックス間及びガベス-メドニン間道路整備などがある。

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