世界が報じた日本

平成27年7月17日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

7月5日付:

媒体名(国名):

デイリー・ニュース紙(タイ)
タイトル:
日の出る国・日本とサイアムの大地タイとの友好交流

執筆者(発信地):

佐渡島志郎駐タイ大使インタビュー記事/パタラポーン・パイブンシン記者

 (以下,大使発言)タイは将来的には少子化による労働力減少が見込まれ「中所得国の罠」に陥る恐れがある。タイ人労働人口の多くは製造業に従事しており,日本企業の60%もこの分野に投資している。将来的にタイが経済的飛躍を遂げるためには産業の高付加価値化が重要。高い付加価値を有する日系企業の進出を支援していきたい。近年訪日タイ人観光客が激増しており,引き続きこれを歓迎する。文化交流はこれまでも盛んに行われているが,今後は例えば日本の伝統美術作家(絵画)などを招いた展覧会なども考えていきたい。

掲載日:

7月7日付:

媒体名(国名):

ラ・トリブーナ紙(ホンジュラス)
タイトル:
日本の艦隊は世界の模範である

 エルナンデス大統領は,コルテス港において海上自衛隊練習艦隊の入港を歓迎した。大統領は,乗組員に対し「皆様は,ホンジュラス人及び世界の模範である。日・ホンジュラス関係は今後も発展していくと信じている」旨述べた。海上自衛隊練習艦隊は,日・ホンジュラス友好関係80周年の一環として寄港し,自衛隊員の訓練も目的としている。中畑康樹練習艦隊司令官の指揮の下にある,「やまぎり」及び「しまゆき」は,当国に4日間滞在する。式典には,岡田憲治駐ホンジュラス大使,橋本「やまぎり」艦長も参加した。遠洋練習航海は,1957年以降,毎年実施されている。

掲載日:

7月8日付:

媒体名(国名):

ラ・エストレージャ紙(パナマ)
タイトル:
パナマはキハダマグロの聖地に変わる

 ペダシ市アチョチネス研究所にて進められているキハダマグロの飼育は,パナマを聖地に変える。マグロを仔魚の段階から飼育するプロジェクトは,世界初であり,食の安全に大きく貢献する。「資源の持続利用に向けたマグロ2種の産卵生態と初期生活史に関する基礎研究」により飼育された稚魚の放流が成功すれば,日本のクロマグロの研究にも大きく寄与する。この国際的プロジェクトは,2011年から全米熱帯マグロ類委員会(CIAT),パナマ水産資源庁(ARAP)及び近畿大学によって共同研究が進められており,本年は本プロジェクトの最終年となる。本プロジェクトは国際協力機構(JICA)により450万ドルが出資され実施されている。

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